過去のストーカー関連のニュースを抜粋してご紹介します。
2024年4月6日 千葉日報オンライン
知人女性の車にGPS機器 ストーカー容疑で24歳男逮捕 車の修理で発覚
20代の知人女性の車にGPS機器を取り付け、無断で位置情報を取得しストーカー行為をしたとして、市原署は6日、ストーカー規制法違反の疑いで千葉市中央区赤井町、金融機関職員の男(24)を逮捕したと発表した。
逮捕容疑は2月15~25日、千葉県内に住む女性の車にGPS機器を取り付けて、女性の許可を得ず、9回にわたり位置情報を取得した疑い。
同署によると、容疑を認めている。女性が自動車販売店に車の修理を依頼した際、GPS機器が見つかり、県警に相談して発覚した。同署は動機や詳しい経緯を調べている。(本紙・千葉日報オンラインでは実名)
今回の記事は今後の防犯目的でお伝えしていきます。
すでに正当な理由の無いGPS発信機などの機器の取り付けや、それらのGPS機器を利用した位置情報の取得などの問題は「ストーカー規制法」「各都道府県の条例」で違法行為とされており、規制の対象となっています。
しかし現状では違法に取付を行っている探偵業者や一般の方が非常に多くなっているので、今後はもっと深刻な問題になる可能性が高いと感じています。
氷山の一角に過ぎませんが、最近ではこのように許可を得ずに無断で他人の車にGPS発信機を取り付けて位置情報を取得したとしてストーカー規制法違反の疑いで逮捕されるという事件も発生しています。これは完全にアウトです。
GPS発信機の違法利用
「Global Positioning System(グローバル・ポジショニング・システム)」の略となるGPSは、現代社会における重要な技術の1つとして幅広い分野で利用されています。
身近なものだと自動車のナビゲーションシステムやスマートフォンの位置情報サービスが挙げられますが、その機能は経路検索・デリバリーサービスなどでも活用されているので日常生活に欠かせないものとなっていることは皆さんも知っていますよね。
しかしその利便性の裏側では今回の事件のようにGPS機器の違法な利用も急増傾向にあり、社会問題となりつつあるのが現状です。
探偵事務所や興信所などの探偵業も高い確率でGPS発信機などの機器は利用しているので、今回はこのGPSの中でも「GPS発信機」の利用にスポットを当てながら考えていきたいと思います。
GPS違法利用の目的
GPS発信機は正当な目的で使用されることがほとんどだと思いますが、その一方で不純な目的のために悪用されることが非常に多いのはご存知でしょうか?
特につきまといなどを含むストーカー行為・プライバシー侵害などに利用するため、違法目的でGPS発信機を取り付けて行動を把握するなどが挙げられます。
GPS発信機を違法利用する目的を、一例としてパターンを変えながらいくつか挙げてみました。
- 別居中の夫の行動を監視して自宅を特定するため
- 別居中の妻の行動を監視して不貞の有無を把握するため
- 別居中の夫の行動を監視して勤務先を特定するため
- 婚約者の行動を監視するため
- 離婚した元妻の行動を監視するため
- 親族の行動を監視して行き先を特定するため
- 彼の行動を監視して浮気相手を特定するため
- 彼女の行動を監視して浮気の有無を把握するため
- 気になっている異性のプライベートな行動を監視するため
- 従業員のプライベートな行動を監視するため
今回の事件では知人女性の車へのGPS機器の取り付けと報道されていますので、「⑨気になっている異性のプライベートな行動を監視するため」になるのかもしれませんが、現時点では事件の詳細などの追加報道はされていないので特定に至りません。
他にも違法な使用目的はあると思いますが、おおまかな違法利用の目的としては上記のようになるでしょう。
被害者と加害者の続柄については身近な夫・妻・親族・婚約者などから、交際相手となる彼氏・彼女、雇用関係にある従業員、まったく本人とは無関係となる第三者に至るまで様々です。
夫・妻などの配偶者であっても別居中であるケースでは完全に違法となるなど、身近な続柄であってもその状況によっては刑罰が科せられることになります。
また、それ以外の関係性のケースではすべてが違法となります。
安易な気持ちからGPS発信機などの機器を無断で取り付ける行為は絶対にやめた方がよいです。
「恋は盲目」とも言われますが、GPS発信機を違法に利用しなければならない目的としては、「異性の行動を監視するため」という不純な動機がNo.1ではないでしょか。
GPS違法利用の防止
GPS機器の違法利用を防止するためには、GPS機能の危険性をしっかりと把握しておかなければなりません。
不当な目的のGPS発信機・GPS機能のある機器などの多くは、中期から長期的に違法取り付けされているケースが多いのです。
違法に取り付けられる理由は様々ですが、取り付けた人物はある程度の期間その人を泳がせながら立ち寄り先などの行動を把握する目的があるものと考えられます。
また、GPS機器を違法に取り付ける人物目線で考えると、最初に法を犯すという高いリスクというものが発生するのでピンポイントとなる1日から数日などの短期間では得られる情報が非常に少なくメリットよりもデメリットの方が高くなってしまいます。
結論としてはGPS発信機などの機器を違法に取り付けられている可能性があるケースでは中期から長期間が注意しなければならない期間だと考えた方がよいかもしれません。
悪質なケースでは定期的に充電・交換などをしながら数ヶ月に及ぶものもあると思いますが、一般的なケースでは取り付け日数としては7日~30日といったところではないでしょうか。
また近年ではGPS機能のあるアプリなどもありますので、それらもGPS発信機と同じだと考えてください。
注意喚起も含めているのでかなり具体的な部分に触れてお伝えしましたが、GPS機器はこのような方法で違法に利用されていることが多いのです。
- 車にGPS発信機を取り付ける
- 携帯電話・スマートフォンなどのGPS機能を利用する
- SNSなどの位置情報履歴などを利用する
- アプリなどのGPS機能を利用する
- スパイアプリなどをインストールして使用する
このような形でGPS機能が悪用されることによって、常に行動を監視されたり、現在の居場所などを特定されるなど個人のプライバシーが侵害される可能性は非常に高いです。
また、ストーカーが特定の人物を追いかけるためにGPS発信機などの機器を悪用するケースもあるのです。
「もしかしたら取り付けられているかも?」と思った時は、ラブ探偵事務所でGPS機器を発見することができます。無料相談室よりお気軽にご相談ください。
違法GPSのまとめ
法律となる「ストーカー規制法」や各都道府県の「迷惑防止条例」などでは、すでにGPS発信機の違法利用について規制がされています。
またGPS発信機の車への取り付けなどについても地域によって異なるものの一定の規制があり、一部の例外を除いては所有者や運転者の同意が必要となっています。
「ストーカー規制法」「迷惑防止条例」などについては下記が参考になりますので読んでみてください。
ストーカー規制法
千葉県松戸市の「ラブ探偵事務所」現役探偵が改正ストーカー行為等の規制等に関する法律(改正ストーカー規制法)について詳しく紹介します。ストーカー被害などの特定調査は多数の解決実績があるラブ探偵事務所へお任せ下さい。
迷惑防止条例
千葉県松戸市のラブ探偵事務所の現役探偵Bが過去に悪徳な探偵が関わった事件を抜粋して「探偵の事件簿」として紹介します。第11回目は2024年3月8日に報道された「家族以外の人間が調査依頼か…探偵業の男を逮捕 男性の尾行でGPS発信機取り付け疑い 大阪府の条例を初適用」についてピックアップしてみました。
先述したように、現状は「ストーカー規制法」などの法律や「迷惑防止条例」でGPS発信機などの機器の違法利用に対する最低限の対策はされています。
しかし今後もテクノロジーの進化によってGPS機器の精度・機能なども向上していくのは間違いないでしょう。
そして、その技術の進化によってGPS発信機などの機器について新たな問題が生じる可能性はあるのです。
その日が来た時には、現状の「ストーカー規制法」などの法律や「迷惑防止条例」などの規制は見直しや改正が必要となります。
現在、GPS発信機などの機器の違法利用は一部で社会問題になりつつあります。
無断でプライバシーを覗き見られ、取得した情報を不正に利用された個人にはPTSDなどの深刻な影響を与える可能性があるのです。
一番重要なのは個人がしっかりと適正な使用方法を学んで適正に利用するということ。
また合法と違法のボーダーラインをしっかりと理解するということです。
そのボーダーラインを超えるか超えないかは、日々便利なGPSなどの機器に触れて利用する私達の意思1つなのではないでしょうか。
個人の意識改革1つで他の人のプライバシーが守られることもあります。今回の事件のようなGPS機器の違法利用が減り、安全で健全な社会が築かれることを切に願います。
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