過去に悪徳な探偵が関わった事件を抜粋して「探偵の事件簿」としてご紹介します。
※事件に関わる人物・会社などはイニシャル表記として変更しています。
2023年10月10日 CBCテレビ
身辺調査に使うため他人の戸籍を不正に取得した疑い 探偵事務所の代表ら2人を逮捕
他人の戸籍を不正に取得した疑いで、名古屋の探偵事務所の代表ら男2人が逮捕されました。
逮捕されたのは名古屋市中区の探偵事務所の代表、M容疑者(40)と金沢市の行政書士、O容疑者(46)ら2人です。
警察によりますと、2人は2021年から2022年にかけて、名古屋の女性ら6人の戸籍謄本や住民票の写しを不正に取得した戸籍法違反などの疑いがもたれています。
2人は15年前に知り合っていて、今回はM容疑者の探偵事務所の業務である身辺調査に使うという目的を隠し「婚前契約書を作成するため」などとして、不正に戸籍を取得していました。
名古屋市では第三者が戸籍などを取得すると本人に通知する制度があり、女性に連絡が入ったことで不正が発覚しました。
警察は2人の認否を明らかにしておらず、余罪を捜査しています。
2023年10月10日 石川テレビ
探偵と共謀し立場悪用か…6人の戸籍謄本等を不正取得の疑い 行政書士逮捕「婚前契約書作成に必要」と偽る
戸籍謄本を不正に取得していました。
金沢市の46歳の男が行政書士の立場を悪用して他人の戸籍謄本などを不正に取得した疑いで逮捕されました。
戸籍法と住民基本台帳法違反の疑いで逮捕されたのは金沢市有松2丁目の行政書士、O容疑者(46)です。
警察によりますとO容疑者はおととし7月から去年2月にかけて名古屋市にある探偵事務所の代表と共謀の上、婚前契約書の作成に必要だと偽り豊田市にすむ女性など6人の戸籍謄本や住民票を不正に取得した疑いが持たれています。
戸籍謄本などは本来、第三者が取得することはできませんが、行政書士は職務上必要な場合、取得することができるためO容疑者はその制度を悪用していたと見られます。 警察はO容疑者の認否について明らかにしていません。
O容疑者は去年7月、石川県行政書士会から6カ月の会員停止処分を受け、今年3月末に行政書士会を退会していました。
愛知県名古屋市の探偵事務所代表と石川県金沢市の行政書士が共謀して他人の戸籍を不正に取得したこの事件が報道されました。
「個人の調査をしたいが戸籍謄本などの取得は行えない探偵業者」と「職務上必要な場合のみ戸籍謄本などの取得ができる行政書士」が共謀したこの事件では、双方の利害関係がはっきりしていたものと推察されます。
実は探偵業界ではこのような事件は昔からあり、違法と知っていても他人の戸籍を取得できる職権を持っている「弁護士」「行政書士」などと共謀する探偵業者は後を絶ちません。
やはり、愛知県名古屋市のように「第三者が戸籍などを取得すると本人に通知する制度」は必要だと再認識させられる事件でした。
特別な職権を持った探偵は存在しません。
探偵業者に「他人の戸籍を調べられる」「何でも調べられる」と言われたらまず疑ってください。そして絶対に依頼はしないことですね。
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