ラブ探偵事務所の現役探偵「エル」です。
今回「探偵エルのひとり言」ブログでは、探偵事務所や興信所などの探偵業者に浮気調査・素行調査などを依頼する前の問題点で「交際相手が浮気してるかも?GPSを取り付けてもいい?」という質問がありましたのでお答えしていこうと思います。
いつものごとく探偵目線で考えながら、少しだけ掘り下げてお伝えしていきます。
初めて相談や依頼をする現実の探偵事務所や興信所という未知の会社がどの様なものなのか事前に知って頂こうという思いで書いています。
探偵事務所や興信所への相談前に少しだけお役に立てれば幸いです。
公式Instagramで紹介

この質問は公式Instagramでもこんな感じでご紹介しています。
多数の種類があるGPS
まず最初に近年ではGPS機能が搭載された小型のGPS発信機・GPSロガー、それ以外にもスマートタグ(Galaxy SmartTag・AirTagなど)、GPS機能付きアプリなど、それらのGPS機能を利用して位置情報が把握できるものは豊富になりました。
GPS機器の形状・用途などを含めて総合的に考えると、かなりの種類が存在しているので今回のこの記事「交際相手が浮気してるかも?GPSを取り付けてもいい?」ではこれらのGPS機器の総称として『GPS機器』と表記していきたいと思います。

GPS機器はインターネットなどでも販売されていますが、一言でGPS機器と言っても様々な種類が存在しています。この記事ではそれらすべてをまとめて『GPS機器』としていますのでご了承ください。
交際相手にGPSは違法
ここからが今回の本題ですが、今まさに彼氏・彼女などの「交際相手が浮気しているかも?」と疑っている方はいるのではないでしょうか。
正式なパートナーとなる配偶者でなくても、『浮気』『不倫』などの疑惑や問題は交際中でもあります。
「交際相手が浮気してるかも?」という疑惑があるのだから、当然のように「GPSを取り付けて行動を監視してもいいだろう」と考えて車・自転車・バイク・鞄など交際相手が所有する物に安易に取り付けてしまう方は少なくありません。
でもそのような自分の気持ちだけを優先する行動こそが、法律的に考えるとちょっとやめたほうがいい『罪』となる行為なんですけどね。
まず一番最初にお伝えしておきますが、交際相手にGPS機器を取り付ける行為をセーフかアウトで伝えるならば、一発で即アウトとなるのでこの記事を読みながらもう一度考え直していきましょう。

次からは交際相手にGPS機器の取り付ける行為がアウトとなるその理由について深堀りしていきたいと思います。
交際相手は第三者になる
まず冷静になってあなたと交際相手との関係性を考えてみましょう。
最低限の条件としてGPS機器を使用するためには、その相手とあなたが婚姻関係になければなりません。しかし配偶者ではなく交際相手である以上、この項目をクリアすることは絶対に不可能となります。
いくらあなたが彼氏や彼女などであっても、交際相手との関係は親族ではない第三者という立場になるのです。
この第三者が交際相手の所有する車・バイク・自転車・鞄などの物に、交際相手の許可もなく無断でGPS機器などを取り付ける行為はストーカー規制法などの法律により禁止されています。
また交際相手の許可もなく無断でそれらのGPS機器を使用して交際相手の位置情報を取得する行為もストーカー規制法により禁止されているのです。

これらの理由から、交際相手にGPS機器を取り付ける行為や位置情報を把握する行為が罪に問われることは理解してもらえたと思います。
GPS取り付けますか?
もしあなたが今現在で交際相手の所有する車・バイク・自転車・鞄などの物に許可もなく無断でGPS機器などを取り付けているとするならば、それは罪に問われる行為となりますのですぐに取り外すことをお勧めします。
例えば千葉県警察の市原署では2024年2月頃に違法なGPS機器の無断取り付けからストーカー規制法違反になるという事件があったのはご存じでしょうか。この事件の流れを解説するとこのような状況だったと考えられます。
- 【男の犯行】知人女性の車に無断でGPS機器を取り付け
- 【男の犯行】女性の許可を得ず9回にわたり車の位置情報を取得して立ち寄り先を確認
- 【女性の対応】自動車販売店に車の修理を依頼して持ち込む
- 【女性の対応】GPS機器の無断取り付けが発覚
- 【女性の対応】警察に相談・被害届出
- 【男の犯行】ストーカー規制法違反の容疑で逮捕

今回紹介した千葉県警察の市原署であったGPS機器の無断取り付けからストーカー規制法違反となった事件についてはこちらが参考になります。
GPS機器の違法利用が急増
千葉県松戸市のラブ探偵事務所の現役探偵Bが過去にあったストーカー関連のニュースを抜粋して紹介します。第63回目は2024年4月6日に報道された「知人女性の車にGPS機器ストーカー容疑で24歳男逮捕車の修理で発覚」というニュースを取り上げながら、GPS発信機などの機器の違法利用についてピックアップしてお伝えします。
このように無断でGPS機器を取り付けるという安易な行為が発覚しただけでも、被害者が警察に被害届けを提出すれば実際にニュースでも報道されるようなストーカー規制法違反の事件になるのです。
GPS機器の取り付け行為は誰もができることかもしれません。
しかし改正されたストーカー規制法によりしっかりと禁止されているのが現実です。
その法律さえも無視し、GPS機器の取り付けが発覚したときには状況によって事件となり逮捕される可能性もあります。
GPS機器は便利だからと安易な考えで使用せず、もう一度冷静になって自分の人生を考えてください。

GPS機器は使い方によって自分自身が犯罪者となる可能性もある『諸刃の剣』だということを知識として覚えて欲しいものです。
交際相手はGPS取り付けNG
先述していますが、最低限の条件としてGPS機器を使用するためにはその相手とあなたが婚姻関係になければなりません。
そして配偶者間であってもGPS機器を取り付けても問題が無いのは、その車・バイク・自転車・鞄などを夫婦間で共有しているという非常に狭いケースのみに限定されているのです。
結論として配偶者ではないあなたが交際相手の許可もなく無断でGPS機器を取り付けるという行為やそれらのGPS機器を使用して交際相手の位置情報を取得する行為のすべてはストーカー規制法などの法律により禁止されているので、100%間違いなく違法ということになります。
これには例外や特例などは一切ありませんので十分ご注意ください。

交際相手へのGPS機器の使用はすべてが違法行為となるので絶対に悪用はしないでください。
交際相手にGPS取り付けまとめ
今回は探偵事務所や興信所などの探偵業者に浮気調査・素行調査などを依頼する前の問題点で「交際相手が浮気してるかも?GPSを取り付けてもいい?」という質問についてかなり掘り下げた形で分かりやすくお答えしてみました。
ここまで読んでもらえたので「交際相手がGPS機器を使用する違法性」については少しだけ理解いただけたのではないでしょうか。
誰でもGPS機能などが簡単に使用できる便利な世の中にはなったのですが、GPS機器を悪用した取り付け行為や位置取得行為などが急増しているのも現実の問題です。
これらの悪用は今後に社会問題となる可能性すらあり、GPS機器を使用する各自が法律などで規制されている見えないボーダーラインというものだけは守らなければなりません。
しかし「交際相手が浮気してるか知りたい」という自分の気持ちだけを最優先することによって、GPS機器の違法利用を規制するストーカー規制法などのボーダーラインは安易に超えることができてしまうのが現状であり、それらの法律に従うのかはあなたの考え方1つなのです。
踏切とは違い違法となるボーダーラインを超えた瞬間にも警告音などは一切鳴らないので、これからもまっとうにGPS機器を使用していくためにはこのボーダーラインだけは超えないことをお勧めします。
その一線を超えたときはもう取り返しがつかないのです。

最後に現役探偵エルからのアドバイスとしてもう一度お伝えします。
一時の不純な考えでGPS機器をインターネットなどで安易に購入して交際相手に許可なく無断で取り付ける行為は違法となりますので絶対にやめましょう。
またGPS機器の違法な利用以外にも、交際相手のスマートフォン・タブレット端末などにGPS機能付きアプリをインストールする行為などはGPS機器の悪用と同じく違法性が問われる行為となりますので行わないでください。

現在の法律では便利なGPS機能を悪用すると罪に問われます。事前に使用方法には違法性が無いのかをしっかりと考えてからにしましょう。
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