「ホテルに入ったけど何もしてない」この理由通じる？【探偵・浮気調査ブログ】

ラブ探偵事務所の現役探偵「エル」です。
今回「探偵エルのひとり言」ブログでは、探偵事務所や興信所などの探偵業者に浮気調査・素行調査などを依頼する前の問題点で「『ホテルに入ったけど何もしてない』この理由通じる？」という質問がありましたのでお答えしていこうと思います。
いつものごとく探偵目線で考えながら、少しだけ掘り下げてお伝えしていきます。

初めて相談や依頼をする現実の探偵事務所や興信所という未知の会社がどの様なものなのか事前に知って頂こうという思いで書いています。
探偵事務所や興信所への相談前に少しだけお役に立てれば幸いです。

前回・前々回に引き続き、ここからは交際相手ではなく、婚姻・内縁関係などで調停や裁判などで法的に使用される「不貞関係の証拠」についてもう少し掘り下げながら考えていきましょう。

その前に、法的な『不貞』という聴き慣れない言葉で表現されますがあまり難しく考えることはなく、ざっくりとは世間一般が言うところの「浮気」「不倫」と同様と考えていただいても構わないです。
そしてこの『不貞』を証拠として残すには、パートナーと浮気相手が肉体関係にあるかどうかを「不貞関係」として立証しなければなりません。

それではここから今回の本題に入っていきます。

過去に浮気調査のご依頼をお受けした依頼人からのお話ですが、パートナーと浮気相手がラブホテルに出入りしていることを知ってその日にすぐ問いただしたそうです。
しかし、決定的な事実を言われたパートナーからあった苦しい言い訳は衝撃的なものでした。

そして話し合いを継続しながら問いただしますが、パートナーからの謝罪はなく、出てくる言葉は「ラブホテルに入ったけど何もしてない！！」の一点張りだったのです。

その後、ラブ探偵事務所で浮気調査を行って決定的な不貞の証拠を撮影したという事案でした。

この「ホテルに入ったけど何もしてない」という言い訳ですが、決定的な不貞関係を立証する証拠が無い状態であれば非常に苦しい言い訳ですが押し通せばなんとか通じる方もいると思います。
しかし、探偵業者で撮影した写真・動画などの決定的な不貞関係を立証する証拠がある状態だとこうなるのです。

「ラブホテルに入ったけど何もしてない」は法的にまったく通じない

それらの言い訳が通じない理由としては、法律的にはラブホテルという施設が一般的にはどのような存在かが優先されます。

例えばラブホテルを利用する２人に「ここに何をしに来ましたか？」という質問をしたとすれば、どんなカップルも同じ回答をするでしょう。
そのような理由から、「ラブホテルへの出入りは肉体的な繋がり（不貞行為）があるもの」として考えられるのです。

パートナーと浮気相手が肉体的な関係にあるのかを完璧に立証するということは、自宅・ホテルの一室などへの盗聴・盗撮・不法侵入などいずれかの不法行為をしなければ完全な立証はできないので現実的には不可能です。

そうすると浮気調査・不倫調査を行う探偵業者が違法な行為をしないで「不貞関係の立証」ができるのは何故なのかという疑問が出てくるのではないでしょうか。
ここからはそんな素朴な疑問にお答えしていきたいと思います。

自宅・ホテルの一室などは関係者以外が立ち入れないプライベートエリアです。
そしてこの密室となる部屋での状況は、パートナーと浮気相手の２人にしか説明ができません。
だからこそ１００％となる完全な不貞関係の立証はできないのです。

そこで裁判・調停などでは、出入りした場所や滞在時間などが証明できる決定的な写真・動画などの証拠があれば、間接的にパートナーと浮気相手の不貞関係を「みなす」という考え方が採用されています。

このように法律では「みなす」という考え方があるため、どのような理由があったとしてもパートナーと浮気相手がホテルへ出入りしたことで「２人は肉体関係にある」と判断されることになります。

では自宅だとどうなのかというと、出入りが短時間であり１回しかないケースでは「相談にのっていただけ」「届け物をしただけ」などの理由も通じてしまうため、「２人は肉体関係にある」とまでは言い切れません。
しかし夜に入って朝方に出るなど明らかな外泊であったり、継続性があるケースでは「２人は肉体関係にある」と判断される傾向にあります。

過去の判例ではパートナーが浮気相手と自宅・ラブホテルなどに複数回出入りするなど、婚姻関係を破綻させるような密会をしていたケースでは不貞行為としてみなされているので、探偵業者が撮影する「不貞関係を立証する証拠」などは非常に重要な証拠であるということが解ってもらえたのではないでしょうか。

これらは探偵業者が浮気調査・不倫調査などで「不貞関係を立証する証拠」として撮影する写真・動画などの最重要項目です。
この「不貞関係を立証する証拠」ではパートナーと浮気相手が何時に入室して何時に退出したのかなどの滞在時間も含んで立証します。

最後に浮気証拠の豆知識として「不貞関係の証拠」についてさらに掘り下げて補足情報をお伝えします。

よく海岸・公園・駐車場車などに駐車する車内で密会して不貞行為を行っていることがあります。
そのようなケースでも、パートナーと浮気相手が「車内で不貞行為を行ったのか？」という部分が論点となり、双方の主張が食い違い長引いてしまうことが非常に多いです。

相手側に嘘を言われて論争が長引くよりも、探偵事務所・興信所などで『２人が車内で不貞行為に及んでいた証拠』『１回ではなく継続して密会していたと認められる証拠』を満たしておくことで無駄な論争を避けて円滑に進めることができるのです。

パートナーと浮気相手が車内で密会して不貞行為を行っているのが１回ではなく継続していたと認められるには下記のような証拠が必要となります。

今回は探偵事務所や興信所などの探偵業者に浮気調査・素行調査などを依頼する前の問題点で「『ホテルに入ったけど何もしてない』この理由通じる？」という質問についてかなり掘り下げた形で分かりやすくお答えしてみました。
ここまで読んでもらえたので「ラブホテルへの出入りは肉体的な繋がり（不貞行為）があるもの」として考えられるということを理解いただけたのではないでしょうか。

あと１点だけ覚えておいてください。

推測の域をでない『曖昧なだろう証拠』のみでパートナーとの話し合いをすることによって嘘の言い訳をされる可能性は高いです。
しかもその場で浮気・不貞を立証できないだけでなく、何が疑わしかったのかを相手側に伝えることになり、今後の警戒心のみを上げてしまうことにも繋がるというデメリットすらあるのです。
また後付けの言い訳という嘘は尾びれが付いていくらでもアレンジが可能だということを覚えておいてください。

最初から嘘の無い真実の話し合いをするためにも、探偵事務所・興信所などの探偵業者が撮影する浮気・不貞関係の証拠は重要なのです。

嘘の無い本当の話し合いをするためには、『だろう証拠』ではなく、『決定的な証拠』の収集が必要不可欠です。
ラブ探偵事務所ではパートナーと嘘の無い話し合いをするための材料として使える「決定的な浮気・不貞の証拠収集」を集め続け、多数の浮気問題を解決に導いてきた実績がありますので、もしも浮気・不貞の証拠収集に困った時にはお気軽にご相談ください。

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探偵Ｌ（通称）
探偵歴２０年以上の雑学探偵

調査経験と知識が豊富でオールマイティーな探偵スキルを備える。義理人情に厚く、正義感が強い。